早すぎる葬儀社の出現
<毎日新聞 みんなの広場から引用させていただきました。>
<割愛させていただきます。>
先月、長兄が他界した。
ちょうど90歳だった。
医師が死をほぼ確認していても
相変わらず呼吸はしているし
体は温かい。
これで死んでいるとは素人には分からない。
私たちは外に出された。
それでも死は信じたくない。
ところが、私たちが病室を出ると同時に
大手の葬儀社の若い社員が入ってきた。
それで兄の死を確認した。
「これから地下の霊安室に私たちが無料でお運びします。」
「お知り合いの葬儀社がなければ・・・・」
と、AAA(トリプルA)の
肩書のある名刺を差し出した。
大手病院の手回しの良さに声を失った。